ギフトラッピングについて 商品スペック 商品名 : たびりら 素材 : 綿、ゴム バリエーション : 「海」、「月」、「島」、「雲」、「DENIM」の5種 サイズ : 23〜28cm(1cm刻み、男女兼用) 重量 : 約280g(24cm) 生産国 : 日本 ご注意 : 手づくり商品のため、写真とは若干異なる色・柄の出方となっている場合や、左右で柄の出方が異なる場合がございます。
たびりら(22cm〜25cm) 岡山県倉敷市で作られた地下足袋が、フランスをはじめとするヨーロッパ各地でここ数年、密かな人気を得ているのをご存知だろうか。
それが、日本古来の伝統的な形や仕組みはそのままに、カラフルな色使いと美しい柄を取り入れた「ASSABOOTS(アサブーツ)」。
企画・製造した株式会社丸五は、大正8(1919)年の創業以来、地下足袋を作り続けてきた老舗。
平成27(2015)年2月には、「より身近に、よりおしゃれに」とそれを進化させ、この「たびりら」を本格発売した。
日本の伝統的履物である地下足袋に、ヨーロッパ発祥のリゾートサンダル、エスパドリーユを融合させた新感覚の履物だ。
窮屈という靴の概念から解き放たれ、「素足に近い感覚」を楽しめるのが、最大の特徴となっている。
さらに、地下足袋の象徴である「馳(足袋特有の留め具)」をなくしたことで履くのも脱ぐのもラクラク、軽量でコンパクトに折りたためるから持ち運びも便利、丸洗いも可能だ。
平成26(2014)年のプレ発売以来、高いデザイン性・倉敷帆布の風合いに惹かれて愛用者となった人も数多い。
カラーバリエーションは、瀬戸内の波間をイメージしたストライプの「海」、空に上ったばかりの黄色い月をイメージした「月」、国産デニム発祥地・岡山ならではの「DENIM」など、5種が揃う。
「ジーンズだけでなく、スカートやマキシ丈のワンピースとも相性がいい」「男女問わず、普段の服に合わせやすい柄とフォルムがいい」ユーザーからは、そんな声も多く寄せられているとか。
「足袋」との「旅」でリラックスしてほしい。
そんな思いのこもった「たびりら」と一緒に旅に出て、観光地巡りやホテルでのリラックスタイムを満喫してみては。
岡山県倉敷市は、江戸時代に広大な干拓地が開発された地。
土に塩分があり、米作りに向かないことなどから綿の栽培が盛んになり、やがて綿を用いる繊維産業が発達。
倉敷市児島では、足袋の生産も栄えた。
そんな倉敷市で、地下足袋を作り続けている株式会社丸五で企画グループに所属する三島あゆみさんは、こう話す。
「地下足袋は、日本独自の履物。
伝統を継承するという意味でも、我が社にとってとりわけ大切な存在なんです」 同社に転機が訪れたのは、平成21(2009)年のこと。
「従来、用途が限られていた地下足袋ですが、海外で発売したカラフルな地下足袋『ASSABOOTS』が、ヨーロッパの人々に受け入れられたんです」その後、「現代の生活に合うよう工夫し、地下足袋を履いたことのない日本人にも、その魅力を伝えたい」と、平成26(2014)年より「たびりら」の開発に着手したのだという。
名称は、「tabi(足袋)×tabi(旅)+Relax」から成る造語。
足の指を自由に動かせる地下足袋に、リゾートシューズとしても人気の高いエスパドリーユの気軽さと合わせやすさを取り入れた。
何より、リラックス感を重視して、「素足に近い履き心地」を追求した。
地下足袋と「たびりら」の大きな違いは、「馳」の有無。
「馳」は、足袋を留める時、受け糸に引っ掛ける金属製の留め具のこと。
アジャスター的な役割も持ち、地下足袋の象徴ともいえる部分だ。
そのため、「馳」をなくすことは、「地下足袋メーカーとしては、小さくはないチャレンジだった」と、三島さんは振り返る。
「地下足袋の良さはそのままに、もっと身近な生活に取り入れやすいデザイン性」を求めて試行錯誤を重ね、今の形にたどり着いた。
ソール(靴底)には、建築・土木現場の足元の安全と安心を守り続けてきた、地下足袋メーカーとしての技術を生かし、アッパー(底と中敷き以外の部分)には、倉敷帆布の老舗、地元「(株)タケヤリ」製のオリジナル柄を使用。
また、インソール(中敷き)には、肌あたりのよい綿100%「刺子生地」を採用。
「刺子の凹凸によって通気性が生まれるし、その凹凸が足裏に心地いいんですよ」と三島さん。
こうして完成した「たびりら」は、倉敷市に建つ昔懐かしい「のこぎり屋根」の工場で作られている。
またそれに合わせて、その履き心地を十分に楽しんでもらうために「たびりらにちょうどいい靴下」も開発した。
「ASSABOOTS開発当時は、海外の自社工場にて生産していたのですが、社内で『メイド・イン・ジャパン』そして『メイドイン倉敷』を再構しようという意識が高まってきたのです」 裁断、縫製、成形のすべてを倉敷市の自社工場で行ない、熟練職人が一足一足手仕事で、ていねいに仕上げている。
「日本で作り、日本に伝え続けていく」そんな思いを胸に、三島さんらは一丸となって今日も歩を進めている。
作り手紹介 株式会社丸五 〒710-1101 岡山県倉敷市茶屋町1680 地下足袋製造でスタートし、現在は安全作業用品の専門メーカーへと成長。
地下足袋の機能性をファッションやスポーツや足育、健康、医療にまで活かすため、新たな商品開発にも取り組んでいる。
■カラーバリエーション 海 島 月 雲 DENIM ※お客様のモニタの色設定やパソコンの画面設定等によって、モニタ上の色と実際の製品の色に差が生じる場合がございます。
あらかじめご了承ください。